天狼

ちょっとした妄想やら日々おもってること。暇な時に是非。

bad end

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いつも通り椅子に座って帰りを待つ。

 

ウトウトすることはしょっちゅう。

というか、寝てしまう。

 

ガチャっていう音と、ぼそっと呟く「ただいま」

 

その声をずっと待っていたの。

 

「もう寝とけっていつも言ってんのに。いいって待たなくて。」

 

素っ気ないのはいつも。

ふっと時計をみると12時を回っていて。

 

わたしの「おかえり」も聞かずにシャワーへ。

その間にご飯を用意してまた待つ。

 

またウトウトして寝ちゃって。

 

ガラガラっていう音にまた起きるの。

 

「もう寝ろってほんま。」

 

ご飯を食べ終わるのも待つ。

 

あなたはご飯を食べながら携帯をみて明日の仕事の確認してる。

 

ぼそっと「おかえり」と呟く

 

おう

 

 

それだけ。

 

もう私たちダメなのかな。

そんなふうに思って涙が不意に涙がでた。

 

あからさま?狙ってる?

 

そんなふうに思われたくなくて必死に隠す。

「ごめんね、もう寝る」

 

そう言うと貴方は手を止めた。

私の頭をそっと撫でるからもっと思いが溢れる。

 

「じゃ…」

 

椅子から立ち上がって、寝室へ。

 

「ごめんな、いつも。素直になれへんし、こんな遅くまで待たせてるのに仕事ばっかり。」

 

って後ろから抱きつかれた。

 

「そう思ってるならもっと愛して見せてよ。私をもっと見てよ。たかひろ。」

 

 

「おう」

 

「…全部知ってるから。ほかの女いるの知ってるんだから。」

 

 

「え…」

 

 

「誰なんてもう聞きたくないから謝る言葉も聞きたくないから。」

 

 

泣き崩れてしまった私にたかひろは何もしてくれなかった。

 

 

 

もう終わりだね。

 

さよなら。

 

 

 

 

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